30分もあれば 12/09/04

はぁ…

やっぱりそう簡単に結果がでるものじゃないですね。

実験っていつも「今度こそうまくいくぞ！」って思うんですけど、計算通りうまくいったためしがありません。うまくいくとしたらそれは偶然によるもので、後に残るのはその理由探し。

期待させられては裏切られ、また期待させられては裏切られ…卒研のときからずっとそんな感じです。それでも最近は慣れてきたみたいで、

「うまくいったらラッキー！うまくいかないのは当たり前」って少しだけ思えるようになってきたんです。

でもさすがに成果発表の日にちが迫ってきたり、学会のアブスト提出日が迫ってきたりすると気持ちばかりが焦って余計うまくいってないような気になります。

今日もそう…このハードルを越えさえすれば新しい展開が待っているはずなのに…結局今日も越えられなくて。こんな空しい気持ちになるのはやっぱりどこか期待していたのでしょうね。

また裏切られたあぁ…

しゅんとなって研究室に戻って、仲間にどうだった？って聞かれて…

「全然駄目だった…かなり凹んだんだけど。」

って言ったら、

「オレなんて常にうまくいかないよ！だけど３０分もしたらそんなこと忘れちゃうよ」

もう一人が
「そうそう、うちの研究室は再現性の低い研究ばっかやってるからね！雨が降ったり廊下に人が通ったりするだけで随分違う結果でるじゃん？」

って言ってきた。なんだかわからないけど、その時私も今日の実験のことはどうでもよくなってきちゃった。それと同時に彼らのどっしりとした姿勢に感動しました。私はまだ子供だなぁ、って思いました。だってひとつの結果で一喜一憂してるんですもの。

明日の実験、うまくいったらラッキー！
うまくいかなかったら３０分で忘れよう！