6月は大学院受験生にとって忙しい時期ではないかと思う。
あちこちの大学院ではだいたい6月に募集要項配布、説明会があり、早いところでは6月末にもう願書提出のところもあった。常にウェブで目指す研究科の入試情報にチェック入れてない・・・をたをたしていると大事な情報を見落としかねない。
神経を張らなければならないのはそれだけではなくて、受験勉強もそろそろ的をしぼって(過去問研究)本腰入れて勉強し始めなければならない。
さらに私は行きたい研究室が決まってなかったのでこちらの方も探さなければならなかった。
6月5日
たびたび進路相談をさせていただいていた方が今度β大学に立ち上げられる新しい研究室に行くと聞いて、分野が興味のある生物物理系だったので詳しい話を伺いに行った。今思えば、この方が進路相談を通して私に具体的に自分のやりたいことを考える力をつけてくださったのだ。この方の行く研究室に行けば自分はもっと成長できるかもしれないと思った。その新しい研究室の内容もエキサイティングではあった・・・が・・・純粋なサイエンスであって、「産業に応用がすぐできる研究」をしたい気持ちが私にはあったので、あきらめることにした。
6月6日
α大のe研究室への訪問。ウェブ調査の結果、研究室の仲は良さそうだし、掲げているキーワードにも魅かれた。思った通り研究室の仲はよさげ。教授と助教授がいて、助教授が説明を色々してくれました。とってもバイタリティの溢れている先生で、話していくうちに、私の事をすごく気にいってくれてました。COEにも選ばれているから博士課程に進むなら留学させてくれるとまで言ってくれました。さらにこんなことまで言ってくれました↓
「この研究室しか受けないって約束をしてくれれば絶対合格させてあげるよ」
というなんとも心をくすぐる(この時点では私には受け皿という場所がなかったのでどこにでもすがりたい気持ちがあった)事を言ってくれるんだ・・・と思って、「はい、前向きに考えさせていただきます!」って言った次の瞬間からだんだん不安になっていきました。
原因その1:教授。ゼミの最中でもたばこを吸うとか。しかも、きれると相当怖いらしく、女の子は泣かされるとのこと。おいおい、私はそういうことに耐えるのは嫌だぞ。
原因その2:実験内容がかっこいいキーワードと相当のギャップがある。
原因その3:「なんか、おかしくない??」大学院ってこんな口約束で決まっていいわけ?
6月8日
「前向きに検討させていただきます!」なんてなんで言ってしまったんだろう・・・どうしよう、「やっぱ他のところも受けます」なんて言ったら落ちるのかな・・・?でもこんなチャンス二度とないかもしれないし。って悩みすぎて腹痛が起きたほど。ついに耐え切れなくなって彼に相談したところ、
「断ってもどうってことないよ。そんなの脅しじゃん。」
って言われた。チャンスに見えてチャンスじゃないかもしれないよ・・・みたいなことも言ってくれた。それでやっと目が覚めた。またもや自分が楽な方向に行こうとしていたことを。
6月9日
さっさと断りのメールを送ったあと、前々から訪問しようと思ってた自分の大学で違う学科のナノテク+バイオテクをやっているf研究室に行った。あいにく、みんな学会へ出かけていて、たまたまその学会用に成果が出せなくてお留守番だったM2のとある先輩しかいなかったのだが・・・
その先輩はすごい。今になってさらにその人がすごいと思えるようになった。今自分も同じM2だけど、あんなに丁寧ですばらしい研究室紹介はできないと思う。ある意味あの時その人がf研究室の代表として私に研究室紹介をしていたんだから。その人に初めて教わったのが企業との共同研究の話。なんだかプロジェクトXみたいで聞いていてわくわくしちゃった。先生の噂も聞いたけど、海外の学会に積極的に参加もするし、元気もいいし、楽しいし、頭のいい先生だって。ナノテク+バイオテクだし、研究内容も◎、やっている研究が応用に直結するし、こんなすばらしい人がいるんだし、なんたって自分の母校ですからね。まさに灯台下暗し!!どうして今まで気づかなかったんだろう??ま、でもウヨウ曲折したからこそf研究室の素晴らしさがわかるのかもしれない・・・ここは絶対受験することにした。
後に私の同じ学科の友達がこのf研究室と共同研究することになるんだけど、やっぱり思った通りやりがいがあって楽しいみたい!(その後はどうなったか不明だけど)
6月11日
それでも1つだけの研究室に的をしぼるのは危険。落ちたらこわい。というわけで、再びウェブでナノテク&バイオをキーワードに研究室をさがしてみるとβ大のg研究室がヒットした。このg研究室のHP・・・なんだかただものではないポテンシャルを感じた。まず、「研究室適正診断」みたいなのがあって、私は
「あなたはひょっとしたらg研究室には向いていないかもしれません」
だった。メンバーを見てみると
「え??これがβ大学の学生??」
そして何故か先生の写真のバックにナマズが・・・
研究内容を具体的にみてみるとどうやらプラズマが絡んでいる研究室らしい。プラズマは学部1年のときの英語のリサーチで初めてちゃんとしたことを知った科学現象。私はこのプラズマをテーマにしてプレゼンをしたことがある。確か未来の飛行機は表面に微少量のプラズマを発生させて大気との摩擦を少なくして今の云十倍の速さになるかもしれない!っていうような内容だった。クラス(といっても5人の)で大反響だったし、私自身リサーチしながら面白いと思っていたトピックだったのでプラズマに対してはいいイメージがあった。
つぎの瞬間にはg研究室の先生へ訪問させてくださいメールをおくっていた。学校から送って私は家に帰った。家に帰って自分のノートパソコンからメールボックスを見てみると・・・
うわ、はや。g研究室からだ。(今はこの速さに苦労している)
「ちょうどよかったです、訪問は明日でどうですか??」
6月12日
この日の日記に記されているのは「g研究室さいこー!!、g研究室に決めた!」
あの日、私が見たものは理系とは思えない生徒たちの研究熱心な姿。
先生とは思えない気配りの数々。
チンチラ。
あの日、私が聞いたものは、
派手にアピールはしないがそのすばらしい研究室業績の話。(あくまでも控えめに)
生徒とは思えないくらいの、プロい自分の研究説明、質疑応答。
夢のある展望
あの日、私が思ったことは、
ここに自分が入ったら間違いなく自分は伸びる!!!!
6月16日
β大学の大学院説明会へ参加。お目当ての研究室はg研。g研の先生が出てくると横にいたβ大内部生達が
「俺g研究室行きたいな・・・」
「俺も」
と言っているのが聞こえてくる。う・・・プレッシャーだ・・・。g研究室の説明はやっぱり面白い。だがこことf研究室しか受けなかったら本当に2つとも落ちそうな気がしてならなかった。
6月19日
というわけでもう1研究室。ここはα大のh研。AIを研究している研究室で、ナノテクともバイオテクともあんまり関係ないけど、人間がコンピュータとinteractionすることを研究するという超面白そうなことをやっていたので訪問に行きました。そうしたらこれがやっぱり相当面白くて!!先生が若いから生徒との距離も近いし、なんでもフランクに話せそうな感じがあってGOOD!生徒同士も仲いいみたいだし。AIのバックグラウンドなくても十分キャッチアップできるみたいだし。ここも受けよう。
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