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ミラクルな人生@世界
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いや、本当は研究の世界に入ってから2年目なんだが・・・

途中から読んだ人のためにも一応説明しておくと、私は大学院受験をしたので「今」の研究室で1年目を迎えたと
いうことです。

今日は研究室のメンバーむっちゃ少なかったんだけど、私が「あ、今日○○研デビュー一周年だ!」とつぶやいたら、
「おめでと~~~っ!」と言ってくれました。はい。それだけです(笑)

4月から色々変わります。
お弁当係も明後日から後輩へバトンタッチです。赤字を出してみんなに迷惑かけたけど、体制を立て直してバトンタッチするので心置きなくバトンタッチできます。今年からはTAになります。
私の実験のアドバイザー兼人生のアドバイザーでもあった技官も明日からいません。

振り返れば一年前、当たり前だけど、自分は外部から来てプラズマに関して右も左もわからない状態で下から
そのままあがってきた同じM1の子たちのあまりの頭の良さに圧倒されたのと同時にちょっと悔しかった。
報告会のときも何聞いてもさっぱりわからなくて、早く知識を得ようとして参考書読んでもイメージが湧かなくて、
愕然とした時期がありました。そんな時技官が私に言ってくれたのは、

「大丈夫。焦らなくてもいいんだよ、時間が立てば慣れるんだから!」

そしてその技官は実際の自分の体験談を話してくれました。技官は好奇心とか遊び心のカタマリです。私の実験の
装置が組まれるまでに私にプラズマのイメージをもっと掴ますために電子レンジを使って色んな気体のプラズマを
見せてくれました。ただ見せるだけじゃなくて、その時にガスボンベの使い方だとか真空引きのしかただとかを教え込まれました。それと、最初は私ばかりが技官に

「え?今のはなんであぁいう現象が起こったんですか?」

って聞いていて、技官は

「今のはこういう過程でこういう現象が起きたんだよ。」

って答えてたんだけど・・・ある時から私が質問をすると、

「gomacchapurinさんはどうしてあぁいう現象が起きたんだと思う?」

って逆に質問してくるんです。そのときは「私にわかるわけないじゃん。」とか思っていたんだけど、技官は

「間違ってても全然いいんだよ、推測する力をつけることが大事なんだから。今までは教科書を見れば
答えがあった。けれども研究っていうのは教科書に答えはないんだから、自分が考えなきゃならないでしょ?
ほら、考えてごらん?どうして今の現象が起きたのかな。」

って言った。今ではやっと技官とディスカッションできるようになった。

去年の夏にあることで先行きが不安になって、修士終えて全く違う畑で就職するかしないか迷ったときも、技官は
相談に乗ってくれた。

「いいんじゃない?就職しても。一度社会に出てからまた研究がやりたくなったら戻ってくればいいのだから。
気になるのだったらまずやってみることですよ。」

って言ってたんだけど、私が今の研究室に来た経緯とかを話していたら

「それだったら、他の畑に行くなんてもったいないですよ。そこまで考えてこの道に来たのなら。せっかく素質もあるのだし少なくとも他の人たちとはスタートラインが違うでしょう。この道は面白いですよ!わかったら面白くないんです、わからないから面白いんです。きっとあなたならやみつきになれると思います。」

って言ってくれました。博士課程へ行く決心をしたのは技官のくれた言葉も大部分を占めてるんだ。
それから今日まで技官は私に色んな体験談を聞かせてくれた。どの話もプロジェクトXよりも迫力があって、
自分もそのうちそういう経験ができると思うと心が躍る。

恐怖を乗り越えることも教えてくれた。これ以上電圧をかけると装置が壊れる!って思ってびびってるときも、

「いや、ここで止めちゃだめです!もっと電圧をあげましょう!壊れたらまた新しいの作ればいいんですから!」

ってプッシュしてくれる。最初は「まじで!?」とか思ってたけど気づくとその恐怖を乗り越えたことによって
新しい発見したこと多々あり。

技官は決して挑戦する前から諦めない。私が「きっとこういうふうになっちゃいますよ。」って言っても、

「まずはやってみましょう?」って言う。

そんな技官が今日実験室を去る前に私にくれた言葉:

「熱心になんでもできるところはあなたのいいところです、けど熱心に一つのことに集中しすぎて
周りが見えなくなってしまっては良くないです。時には力を抜いて全体を見渡すこともしてください、
そうすれば今まで気づかなかったことも気づけるようになりますから!それができるようになれば
素晴らしいです。」

一生忘れません。

まだ技官から学びたいこといっぱいいっぱいあったけれども、いつまでも甘えてたら成長できないですよね。
技官は研究の世界ではハイハイ状態の私を、両手を持って一緒に歩く練習をしてくれてたんだよ。
これからは一人で歩かなければならないんだね。
でこぼこの道も、曲がった道も、暗い道も。
何が待っているんだろう。
こうして一歩一歩一人前の研究者に近づいていくのかな。
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なぜだ。

何故こう急いでいる時に限ってとんでもないことが発覚するのか。

まさか「あいつ」が私に嘘をついているなんて。

「あいつ」を疑うなんて私にはできなかったのに。

思えば某先輩は最初から「あいつ」のことを疑ってて私に何回か忠告してくれてたのに…

冗談はその図体のでかさだけにしてくれっ!

もぉぉぉおぉおおぉっ!!!!!!!!まじでーーーーーーーーー!????

・・・アンプ(増幅器)が私を裏切りました。

注:ここでいう私の言うアンプは、プラズマを発生させるときに、数Vの電圧をkV(キロボルト)級の電圧にするために 必要な増幅器のことです。


先週の金曜日、データとにらめっこしてたら、気になるところが出てきたん。最初は全然別のところに原因が
あると思っていたんだけど・・・今日しらみつぶしに原因を探していったらその原因がアンプにあると発覚しました。
2000倍に増幅するはずのアンプが実は2000倍に増幅していなかった。しかもその倍率はかけるもとの電圧
によっても、かける周波数によっても変化すると。今まであのアンプを信用して実験データとってたから、実は全部
倍率計算して変換しなきゃならなくなった。それはめんどうだけど、何がもっと嫌かって、例えば今まで2kVかけて
プラズマの測定をしていたつもりが1.47kVだったとかね。

きり超悪い。


電圧依存のグラフとか書いたらそれはもう、ピカソのようなグラフだよ。ははは…
私が今信用できるのはオシロスコープさんと電源君だけだよ。
装置難はアンプだけじゃないんだけどね。
問題だらけで気が狂ってしまいそうだよ。でも・・・

負けるもんか。私は絶対行くもん、学会。
大好きだったおばあちゃんと一緒に行ったあの場所にもう一度立って空に向かって話したい。

「gomacchapurinは大きくなったよ!強くなったんだよ!」って
sepia_graduation_ceremony今日の卒業式は行ってよかったです。

先輩たちみんな輝いていました。

「実感は湧かない」とは言ってたけど、後輩から見るとやっぱりかっこいい!

修士課程を終えたんだもの。

来年は自分の番?になるのかな。とても不安。
今日気になったことが一つ。前の大学での修士の卒業式では女性は着物かスーツ姿が多かったのに、
今の大学での修士の女性は袴か着物姿の人たちが多かった。

袴は去年着たし、あの着付けしたときの苦しさを思い出すと着たくないなぁ。
着物も同じく苦しいと見た。
去年、式の間中あまりにも苦しくて友達とずっと親指を帯と肋骨の間に入れて呼吸してた(笑)
食事も全く食道を通っている感じがしなかった。
やっぱり着たくない。

ガウンと角帽という選択肢もあるけど・・・あれは博士号とるときまで着るのはセーブしておきたい、できれば。

となると、スーツがいいなぁ・・・

って卒業できるかどうかわからないのに。今考えてもしかたないか・・・

その後高校の友達と久々に会ってきました。気の置けない女の子が3人以上同じテーブルにいる空間にいるのは
本当久しぶりだったのでちょっとどきどきした。(私は変態か!?)

職業病です。

職ではないな。学業病?研究病?理系病?

年齢的に色々新しく変わる時期なので話を聞いていてとても興味深いです。

をっと・・・こんな時間だ。早く寝なくては。しえすた~
明日はM2の卒業式・・・

実験に行くべきか・・・
卒業式に行くべきか・・・

時間は待ってくれない。学会用の本稿締め切りは間近。感情に素直になっていたら結果が出せない・・・

でもそれは私じゃない気がする。

明日で会えなくなってしまう先輩もいる。
この1年間、お馬鹿な私のフォローを私が恥じかかないようにやってくれた先輩たち。
覚えの悪い私に何度も何度も根気良く装置の使い方を教えてくれた先輩たち。
相談相手になってくれる先輩たち。

「おめでとう!」って心から言いたい。
そして「ありがとう!」も言いたい。
言いにいかなかったらずっと後悔してしまいそう。
行こう。
この2日半、私は遠いキャンパスへ実験しに行ってます。

朝地下の実験室に入る前はお日様があったかいです。

夕方昼ごはんを食べに行くときに実験室を出るとすでにお日様が傾いています。

夜帰るときに実験室を出るともう真っ暗です。

おらはもぐららぁ♪

完全に普通の世界から隔離された気がします。地下実験室にいることのメリット

1.花粉症が和らぐ
2.研究に熱を注いでる気になれる
3.お腹減らない

地下実験室にいることのデメリット

1.23歳、花の時代を無駄にしているような
2.体内時計狂いまくり
3.運動不足

けど実は今回の地下での実験は全然「楽しい」と言えるんです。え?なんでかって?
答えは「退屈しないから」です。

退屈しない理由は技官にあります。めっちゃ気が合うんです!!
最初会ったときはおそるおそる話をしていたんですが、そのうち私が笑い話とかしたら
めっちゃ笑ってくれて、真剣話したらかなり共感してくれて。

教え方も非常に上手で、装置のこととか、物理現象とかものすごくわかりやすく丁寧に教えてくれるんだ。
データの読み方も、ピーク一つ一つの形だとか大きさだとかに隠されている秘密みたいなのをどんどん
教えてくれるし、特にオージェ電子の説明は目からウロコ状態!
装置の内部とかも開けてみせてくれて、「この部分がこうで、ああで・・・」って説明してくれる。
今までただの箱にしか見えなかった装置も色んな部分を知ると楽しくなってくる。
遠慮なく「そこは?ここは?」って聞ける。

それで私が昔ラマン分光をちょろっとやったことがあるみたいな話になったとき、その技官の方が
「へぇ、ラマン分光ってどんな仕組みで測定してるのかなぁ?教えてくださいよ。」
ってペンと紙を私に渡してきたの。何回かラマン分光の話は勉強したはずなのにまったく覚えてなくて
撃沈。なんとなくうろ覚えだった「ストークスが・・・アンチストークスがぁ・・・」って言ってたら
笑われてしまった。本当ごめんなさい。今度会ったときにきちんと説明するという約束しました。

あ~ぁ、どうやったらあの技官みたいにわかりやすく丁寧に面白く説明できるようになるんだろう?
まじで尊敬してしまう。さらに尊敬してしまうのは、私の試料を測定するのに徹夜までしてくれたこと!
頭があがりません。

そしてこのような素晴らしい人に出会うことが私にとって成長のチャンスであることは確かです。
口で色々偉そうなこと言う人よりも、実際に行動で示して見せてくれる人の言う事の方が素直に受け止めることが
できるからです。(私は)
今までもそうだしこれこらもそうなんだと信じています。
universityskycampus




暖かい一日でしたね~!

今朝、都内の方のキャンパスに実験の用事があったので行ってきました。
X線光電子分光分析装置(XPS,ESCA)でとっていただいたデータをいただきに・・・。

XPSは数nmの深さ領域に関する元素および化学結合状態の分析をするのに
適している分光法です。

今まで一体いくつの装置のお世話になっただろう?卒研のときから挙げれば、

X線回折装置、SQUID、HERMES、メスバウアー分光装置、FTIR、ATR-IR、RAMAN、OES、SEM、EDX、XPS…

どれもこれも中途半端な使い方してるけど(笑)そしてこれからいくつの装置に出会うのだろう?
もっと色んな装置と出会いたい!
個人的にはAFMを使ってみたいな。NMRとかもいいなぁ。
(分野がかぶらない人たちが見てもきっとアルファベットの並べ替えにしか見えないかも…
すみません。でもNMRはMRIと一緒だったような。MRIはわかりますよね?)
でもどれか一つでもいいから完璧に使いこなせるようになる装置出てこないかな。
やっぱりかっこいいじゃん?

「う~む、これはきっと装置のこういう理由でこういうふうになっちゃうんだよ。」っていつか言ってみたい。

今日のXPSを管理している人もそんな感じの人で、すごく尊敬してしまう。
それプラスものすご~~~~~く几帳面。私だったら「まぁ、いいやぁ、えいっ!」っていうところを
その方は丁寧に丁寧にカバーする。

データのピークが微妙にずれている理由を聞くと「こうこうこういう理由だからずれるんだと思います、
決して装置が悪いわけではありません!」と堂々と言ってた。すごく丁寧な人だから正しいことを言っているに
違いない。と無条件に思ってしまう。これが私だったら「たぶん、こういう理由かな。ひょっとしたら装置が
調子悪いかもしれない。」とか言ってしまいそう。なんて頼りがいのないやつだ。

ちょっとは几帳面になれるように努力しているんですがね。

XPSの件が案外早く終わってしまったのです。もっと遅く終わってくれれば言い訳ができて
本当は都内でのんびり遊んで(?)から帰ろうと思っていたんですが・・・
これから帰ろうか、都内に残ろうかベンチに座って考えていたときに空が目に入って・・・
何分かなぁ、ず~っと別のこと考えながら空見てた。
暖かい風が吹いていて、背中もポカポカしてて、春の匂いがして・・・
あんまりにも綺麗な風景だったから写真とっちゃった、みなさんにもおすそ分け!
1枚目はベンチからとった大学の写真、2枚目は空の写真。



考えていたこと。
不思議なもので幼稚園から12回も学校が変わってると「こここそわが母校!」っていう学校が
ない。むしろここまで来ると母校的な所属機関を無理やり作り出すよりも、これからもどんどん所属を変えていきたい
気分になる。もっと色んな場所を知りたい!もっといろんな人に出会いたい!
ただし、条件は「ただ闇雲に所属を変えるのではなく、明確なvisionを持って」

結局、この考えができただけ、都内に出てきた価値はあったと判断し、自分のキャンパスに戻ることにしました。
3枚目の写真。私、自分のキャンパスはかなり好きです☆上空がちょうど航路になっていて、広い青空に一筋のジェット雲が見れたり、星だって綺麗に見えます。一押しは夕暮れの空!今度チャンスがあったら撮りますね!特に秋の
夕暮れ時は感動しました。暗い実験室にいるのが本当もったいないくらい。
春になったらこの辺は桜がめっちゃきれいです。高校のときも桜並木の道(マクリーン通り)があって感動しましたが、あれ以上かもしれません。
ただしばしば吹く強風が玉に傷です。

キャンパス戻ると…
あまりにも天気がよかったから先輩たちに散歩に連れていかれました。ちょっとそこまで♪
それからボール遊びして(先生に危うく見つかりそうだった(汗))、研究室戻って今朝もらったデータ整理してました。
実にほのぼのした日でしたが…データに関してはまた一嵐きそうな予感・・・
バスの停留所。

明日のプログレスレポートが書き終わってほっとして、いつものように音楽を聴き始めようとした時に
彼女がこっち向かってくるのが見えた。

彼女は同じ研究科の同じ専攻の違う研究室の子。去年の4月、私と同じように他大学から今の院に来て、
授業で仲良くなった子。一緒に飲みに行ったりもした。同性だし、なんだか話しててほっとする存在だった。

授業がなくなってからは滅多に会えなくなって、今日のように帰りのバスで一緒になったり生協で会ったりするくらい
になってしまったけど、会えば相変わらず研究の話から近況の話までする。

今日もそんな感じだったんだけど、なんか違った。彼女はちょっと前まで就職するか博士進むか悩んでて、
今日聞いたらどうやら就活を本格的に始めるらしい。その理由は今の研究に面白さを見出せず、自分の
研究に愛情が注げないかららしい。去年の春ごろ研究に対しての希望に満ちていた彼女の声とうって変わっていた。

本当は一緒に博士課程歩みたかったな。同じ専攻、しかも同性だからすごく励みになってた。
気づくと、同じように修士生活を送っている人で修士を卒業したら社会人になる人多い。同じ研究室の同期もそう。
それぞれが社会に出るそれぞれの理由があるわけだけど、正直寂しい。

時間が解決してくれるんだろうけどね。
そして孤独に打ち勝てるような強さを得てくんだろうな。

先生言ってた。「自分の研究はなんだかんだ言っても自分がやるものですから」
実験系研究者は一人じゃぁ研究できないけど、実は孤独なんだよね、きっと。

ある意味この寂しさに晒されるのは孤独に耐え抜く試練なのかもしれない。
学会用のデータが出せました。

切り札だった測定手段がヒットしたみたい。
めちゃくちゃうれしいはずなんだけど、まだ実感が湧かない。

たぶん、「再現性」が気になってるんだと思う。
またぬか喜びしてがっかりさせられた時の事を想定して自己防衛本能が働いてる。

これからどうなるんだろう。

いやいや、どうしようでしょう。

とりあえず、昨日作ったサンプルで再現性がとれれば・・・

話随分変わっちゃうんだけど、今朝の地震すごかったね。
ついに関東大震災が来た!って一瞬思っちゃったよ。
ついこの前も縦ゆれの地震が来たときに「防災用品」そろえようかな…なんて
思ったけど、やっぱりめんどうくさい。
で、今日の地震でしょう!?面倒くさがらずにそろえた方がいいのかなぁ。
でもそういう防災用品使うはめになるような地震起きたら間違いなくお陀仏になってるような気がする。
私が住んでる建物揺れ方が尋常じゃないもの。
強風が吹くだけでも揺れるし。

学校で地下室で実験してるときにでかい地震来てほしくないなぁ。地下室で生き埋めになるのはいやだ。
学校のエレベータの中でもいやだ。
都内にいるのもいやだ。
自宅のふとんの中にもぐってるのが安心かも(本当かよ)
昨日の記事を心配して、
励ましの言葉をくれたみなさんに感謝します。
友人のHPに書いてあった言葉も今の私にとって大切な励ましの言葉となりました。
技官の「川に戻る鮭」話も勇気づけられました。
本当に本当に、ありがとうございます。

今日は、新測定手段(自分の研究の中で)のための試料作りをしていました。
ある試料作りの一環で、スピンコーターというものを使っています。(液滴の乗っている回転台が回って、液体が
伸ばされ、膜状になる)高速回転段階、乾燥段階それぞれ回転速度と時間を変えてうまく膜状になる最適な
条件をみつけるんですが、これが結構大変でした。
粘性のある液体を使っていたので、なかなか綺麗に膜状にならない…
そこまできっちりした膜にならなくてもいいのに、これがはまってしまって。
少し条件を変えるだけでかなり違う膜ができるんです。
しかも!!再現性がある。(実はここに一番惹かれたの)

もちろんプラズマも4日ぶりにつけました。考えてみれば技官の補助なしで自分ひとりで初めて今の系でプラズマ
つけてパラメータ動かせるようになったのはちょうど1ヶ月前。それまではなんだか怖くて。ピカチューの10分の1
の電圧とは言えども、10kVとか、操作誤ったら感電死してしまう…なんて思うと余計。
自分かなりドジだからなんかやらかしそうで。(今もだけど)
でも1ヶ月前、自分でできたときは本当にうれしかった。いつの間にかそんな気持ち色あせてしまった。
自転車初めてこげた時もそう。本当にうれしかった。今じゃ乗れるのは当たり前だけど。

きっといつか、きっといつか今を振り返ったとき
「あの時はあの条件見落としてたからできなかったんだよねぇ~」
って笑えるときが来るよね!?

論文読まなきゃ。

論文書いてる人たちはすごいね。いつか私も書けるようになるかな。

あ、最近マニキュアも塗れてないや。
化粧品コーナーもうろついてないや。
ジムにも行けてないや。
誕生日プレゼントにもらった「ポトス」も枯れはじめている・・・(友達にしばかれる!!)

うーん。今は粘るべきときかな。
別に日記をさぼったわけではありません(笑)

ただ先週の金曜日からパソコンに向かうのが乗り気じゃなくて。

実験が新展開どころかわき道に反れまくって、もう自分ではお手上げの状態で
ポジティブに考えようがなくなって…焦りなのか、性格なのか、わけもわからずパラメータを
いくつもいっぺんに動かして実験してしまって…定量はおろか、定性的なことを
求めることでさえもままならなくなってきてしまって…シミュレーションの方は基礎が全くないのに、
いきなり応用問題を課せられ…

いっぱいいっぱい。それで、金曜の夕方からぷっつり実験のこと考えるのやめようとしたんです。
土曜日はときどき思い出したものの、別のこと考えるようにしました。
いきつけの本屋でも理工書コーナーには近寄らず、ず~っとお菓子作りの本がおいてあるコーナーにいました。

でも夜になると、なかなか寝付けなくて、どうしても実験のこと考えてしまうんです。
「このまま来月までうまくいかなかったら・・・」
「こんなに要領悪いのはあの研究室で私だけかもしれない・・・」
どうしよう、どうしよう、どうしよう!
そして間に合わなかったことも考えてしまって、気づくとまぶたが熱くなってきました。
頑張ってるのに!!って。

日曜日は考えるのに疲れて、もうどうでもよくなってきました。
途中からは自分の実験での状況を話す余裕も出てきました。


全部ぶちまけた後にはぐっすり眠ることもできました。
でもまだ切り札があるから開き直れたのかも。新測定手段。この切り札がなくなったとき
再び闇の中に引きずり込まれるかもしれないけど・・・

いつもはto do listが書ききれないほどスケジュール帳はやることでいっぱいになるんだけど、
今日自分に課したタスクはたった一つだけ。

「整理整頓」

いろいろごちゃごちゃになってると、考えがまとまらないような気がしたから。兎に角
初心に戻るつもりで整理整頓。実験室のひきだし・PCのデスクトップ・データ・そして自分の気持ち。
そして明日は新しい気持ちで実験に取り組もう。

話全然変わるんだけど、上野駅アトレ内のカレーうどん屋まじうまい!バナナのてんぷらもついていて
かなり異色だけど、本当に本当にうまい。
ただ…がっつきすぎて私みたいに胃もたれしないように注意(笑)
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