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ミラクルな人生@世界
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っつ~紙が入った封筒が今日郵送されてきた。

あぁ、博士後期一次試験受かったんだ。って知ってたけどね。先生が言ってたから。でも書面に記述されているのを見ると「確かに」って感じになる。どうもだめだ・・・

感動の「か」の字も湧かない。びっくりだ。

もうそろそろ自覚して研究に取り組まなきゃいけないってわかってても、逃げたくなる。前の記事で今の時期色んな挑戦したくなるって書いたけど、特に今年その気持ちが研究以外の方向へ強くなってるのは現実逃避の部分もあるのではないか。(自分でもよくわかってない)

じゃぁ、なんで逃げたくなるのか?自分の限界が見えるのが怖いから。不安だから。あまりにも例が少なすぎる。

なら何故その道を選んだのか?より多くの人の役に立てると思ったから。cutting edgeにいれるから。

「博士課程行くんだ、すごいね~!」

「博士卒の人って頭固い、給料も日本なら修士と比べてほとんど変わらないしお金もったいない、親に迷惑かける」

「博士の時代は必ず来る!今が修士の時代であるように」

「単なる自己満足だよね」

この数ヶ月間こんな話ばっか聞いてきた。だんだん聞くのも考えるのも嫌になってきたけど、結局はみんな自分の立場からしか物事を言わない。自分が実際にやってみないとわからないのに。何が良かったかなんて後になって振り返ったときにしかわからない。だから不安になる。何か自分の行く先を示してくれる情報にすがりたくなる。

私もその一人。

第一次試験合格通知書、私にとっては「博士課程に進む自覚を持て」の警告書に見える。

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私はだいたい年3回新しいことに挑戦したい気持ちがピークに達する。

1回目が正月~正月明け

2回目が春休み~新学期

3回目が9月~自分の誕生日まで

逆に超ひきこもりたくなるときもたま~にある。でもだいたい1日。好奇心は旺盛な方だから、続くか続かないかは別として、気になることはいつでもある。ただそれを消化するのは大抵この3回の期間中。最初は抵抗を覚えるようなことでも、この期間なら、

「えいや~、やってしまえ~!!!」

ってなれる。今まさにその期間中だが・・・すでに何の挑戦をしたかというと、

1.生まれて初めて選挙に行った。(1日研究もせずに、研究室の子達に選挙のいろはを教えてもらったり、各政党の政策をネットで調べまわった。)特に自分の一票がどうなる、ってわけでもないけど、自分なりに考えて自分なりに答えを出すプロセスはこれからの意思決定の訓練にもなるのではないかと、はりきりました。自己満足です。

2.ホリ○モンと乙○綾子の本を読みました。読む前は、ただの先入観で彼らを自分の中で勝手に評価していたのですが、本を読んで、ホリ○モンに対するイメージが変わりました。

3.前家族が帰国してきた時にワインを飲む機会が多かったのですが、全然わからなくて、でもわかったら今度家族と飲むとき楽しいだろうな~、わかったら素敵だな~なんて思ってました。それが本格的に興味を持つきっかけとなったのはトロントに行ったときに試飲させてもらったアイスワインなんですけど・・・そこで、最近は色んな人たち巻き込んでワインについての知見をちょっとずつ得ています。学生だからやす~いのしか買えないけど。一人で晩酌もしてます(笑)ラベルもとりあえず集めてます。

4.ソーシャルネットワークGREE。最初研究室の友達から紹介されたときはほとんど興味がなかったんですが・・・もろもろの事情により、マイブームになりつつあります。特に自分の幼稚園の時の友達(19年前)が見つかって連絡が取れたときはめっちゃ感動しました。ネットワークを通じて友達の数を増やすことは別に考えてないけれど、自分となんらかの接点があった人たちにまた再び連絡が取り合えるのはすごく素敵なことだと考えております。

そんなこんなでまだまだ続く私のチャレンジ!

♪♪♪~~~~~~~~~

やっと待ちに待った時がやってきた☆6月からの修羅場を超え、昨日報告会もぼこられることなく無事終え、共同研究で自分が担当している部分の仕事も今日片付いた。今度こそ本当の本当の夏休み!やった~~~~!やっと実感が湧いてきたよ。で・・・もちろん誰も

「さぁ、思う存分夏休みを満喫しなさい」

なんて言ってくれる人いないから自主的にとるんだけど、とりあえず・・・

明日と明後日だけ・・・

少なっ!!!!!!!!

まぁまぁ。どうせまたすぐドカンと休みとるから。いっぱいいっぱい考え事しようっと。読みたいものもいっぱいあるんだっ。う~ん、楽しみ~っ解放感たっぷり!誰にも邪魔はさせん。学校のメールボックスは絶対見ない。(する人いないけど)

今日は学校引き上げたあとは久々に料理教室に行ってきたんだけど…先生たちはうちのママより5~10歳くらい年上のひとたちなんだけど、「良妻賢母(できる主婦)」をみんなイメージ戦略として使っているのかわからないけど、「言葉遣い」「素材の扱い方」「味見の仕方」等全てに至って私に欠けている要素をいっぱい持っている。

だからこそ!だからこそ、すごく新鮮だし勉強になる。最初はおかしくてたまんなくて、笑いがこみ上げてくるの必死になってこらえてたよ(笑)

「みなさん、見てください!このオダシとっても透き通ってて綺麗でしょう!?香りも、ほら!かつおがなんて良い香りなんでしょう!?、これがとてもおいしいんですよ。楽しみにしててくださいね~」

なんか全身がかゆくなる感じ。私が日常いる世界では聞かないな。こっちの世界では

「あ~うっめ~!、まじうまくね?これ。」

の連発。修飾語がほとんどない。

料理教室は研究と通じるところもあるんだ。それは妥協をしないところ。

「ま、いっか」は許されない。味はもちろん、素材の洗い方、素材の切り方だとか、お皿の配置、食器の洗い方、食べ方・・・妥協はさせてくれない。

おかげで一生自分でさばくことのないと思っていた魚も今では料理教室で出てくると超わくわくする!お!今日はどんなさばき方をするんだろう!!?って。あじ・いさき・すずき、あなご、きすはクリアしてきました。今日はイワシでした。もうどんな魚が出てきてもびびらないも~ん。

素敵なレディ目指してまい進中。

話変わるけど、おとといブログに書いた仲介業者の正体わかりました。

商社だって。

どうしてわからなかったのか謎です。(何故なら私はわかるはずの状況にいるからです。←うちの弟とかわかってくれるはず。)

 うちの研究室でこまごまとした実験用品を購入するとき、直接実験用品のメーカーから購入するわけでなく、仲介業者みたいなのを通して(正式にはなんて言うか知らん)購入します。その仲介業者の名前を書くわけにはいかないのでT業とでも略します。

 これはうちの研究室に限ったことでなく、お隣の研究室も、少なくともうちの研究室のある階で実験をやっている研究室なら全部T業なんじゃないかな。今日スポットを当てたいのはここのウルトラスーパーエリート営業マン○氏(仮称)。

 今本屋に行くとできる営業マンになるためのハウツー本がごろごろ転がってるけど・・・

ロジカルシンキング???

プレゼンテーション能力??

時間管理??

行動力~!!!????

そんなん○氏を見ている限り、全て二の次ですよ。○氏にはそういった本であんまり着目されていない能力がある。毎回○氏に会うたびにそう思うもん。でもこの能力があるからこそ○氏はみんなに(at least うちの階)愛され、頼りにされるんだと思う。実験用品をT業以外のところから買ったときに思ったことは「やっぱり○さんがいい」ってこと。よく考えたらT業は○氏のおかげで相当もうかってるのでは??と思ってしまうくらい。

お客は人間ですよ。何が一番大事かってお客さんの心を惹きつけることでしょう??別に○氏はキムタクみたいにかっこいいわけではありません。おじちゃんですよ。でも、もんんっのすごい

茶目っ気たっぷり。

いくつかのエピソードを紹介しましょう。

・研究室に入ってくるときにはいつでも「こん↓にちは?」っていう発音で入ってくる。

・生徒の名前と、その子が購入した物の名前は忘れない。「gomacchapurinさーん!o-ring持ってきました!ごめんなさいね、遅れてしまって」(全然遅れてないけど)

・「もしもし、~研の~ですけど・・・」とT業に電話したときに○氏が出ると「はいはい。○で~す☆どうしました?」って言う。○氏と電話で会話していると、気づくと自分も○氏と同じ口調になっている。一回、先輩が電話で話してるときに○氏と似た口調でしゃべってたから、もしや!と思って「今○さんと話してたでしょう??」って行ったら当たってた。

・クールビズが流行はじめたときに、「国会議員も着てますからね!ほら、見てください!私も今日着てきましたっ。どう?」って言うところが本当にかわいらしい。

・先輩談ですが、先輩が研究科の課外活動で雑草取りをしているのを○氏は見て、自ら参戦してきたそう。

・「こういう感じで、あぁいう感じのものないですかね?」と超あいまいな表現をしても「待っててくださいね!今調べますから!」って言ってすぐ電話かけなおしてくれる。そこで伝わらなくても「明日そっち行って相談乗ります!」だからね。優秀すぎる。

・○氏は携帯の機種変したときも、「カメラの画素がよくなったんですよ!ほら!」って超うれしそうにはしゃいでる姿は本当少年のよう。

いつもにこにこだけど、むすっとしてるときが私が知る限り一回ある。先輩が教えてくれて、

「今日○さん機嫌が悪いんだけど!??なんでだろう?どうしたのかなぁ・・・」

って。二人でしばらく考え込んじゃったよ。それくらいレアなこと。

私自身一番忘れられないエピソードは・・・私がこの研究室に入って間もないこと。たまたま同じような研究をしている同学年の子が休んじゃって、本当はその子が○さんに実験用品の相談兼注文をするはずだったんだけど、急遽新米の私がすることになって。部品の専門用語もわかんないし、なんでそれが欲しいのかもよくわからなくてかなりテンパリながら○氏に説明しました。けど、○氏はにこにこしながらじっくり聞いてくれて、専門用語を解説してくれながら、

「じゃぁ、これと、あれを持ってきましょう。」

って言ってくれた。このブログの読者さんたちは自分が初めておつかいに行って物がちゃんと買えた時のこと覚えてますか?この会話、普通に聞こえるかもしれないけど、私にとっては初めて自力で実験用品が買えた記念すべき第一歩なんです。初おつかいで、

「は?何欲しいんだかよくわかんないんですけど?」

って言われたらずっとトラウマになっちゃうでしょう?○氏で本当よかった。本当にできる営業マンって戦略的に何かをするからとか、かっこよくちゃっちゃと仕事をこなせるから業績が伸びるってわけでもないと思うよ。そんなの本当二の次。その人の持ってる自然な魅力で人を惹きつけられるかどうかだと思うなぁ。

いや、なんで今日こんな記事かっていうと、部品名がわからないけど、どうしても欲しい部品があって、やっぱり一番最初に思い浮かんだのは○氏の顔。でももうかなり時間おそかった(A社なんて17時ぴったりに電話でなくなる)から、先輩に

「○さんまだ会社いるかなぁ?」

って言ったら

「いるさ。○さんだもん。」

って言われて、T業に即効電話したら

「はいはい、○で~す☆」

といつもの口調の○氏が出てくれた。さすが。

私も、大人になったら(もうちょっと年とったらっていう意味)、今日すぐ○氏の顔が浮かんだように、他の人に

「あ!これはgomacchapurinに連絡して聞こう!」

「gomacchapurinに相談すれば何か解決するかも!」

って思われる存在になりたいなぁぁぁ・・・・

って思ったわけ。

幼稚園受験、中学受験、高校受験、大学受験、大学院受験(修士)

そして大学院(博士)受験。

学校お受験の最も究極レベルの受験が明日から始まる。ここまでくるのに20年間近く学んだと思うと結構考えさせられる。

我が家のモットーは「人のためになることをする」。てなわけで、自然と小さい頃から将来の職業はこのモットーを軸としたものになることにあこがれを抱くようになっていた。

最初はお医者さんになるつもりだったのに。血を見るとまじ吐きそうになるため、4~5歳のときに断念。小学校のときはなりたかったのはNASAでロケット発射までの秒読みする人とか化学者。そのくせヤバ算数できなくて(笑)で中学くらいまでは得意な英語を活かして検事・裁判官とか国連の職員になるつもりだったのに、高校のときに理系科目に目覚めあっさり理系に変更。薬品とかを反応させて煙出す化学者のイメージにあこがれていたものの、なぜか・・・なぜか自分でもよくわかってない物理の道を行くことになり・・・大学入りたてのときは宇宙物理とか研究したいとか思ってたくせにあまりにも授業がちんぷんかんぷんであっさり挫折。そっからかなぁ、本気で自分の進路悩むようになったのは。

今でも悩んでるけど。間違ってはいない気がする。まわりが社会人になってゆくなか、自分だけ置いていかれる気分は今でも少しするけれど…今の研究すごく好きだし、自分の能力を隅々伸ばして活かせる気がしてる。そして何よりも、我が家のモットーを達成できること間違いなし。だから挑戦できるところまで挑戦したい。

まず明日は専門科目。「ぷらずま」づくしであることは間違いない。頑張るぞい!

そして今やっぱり聴きたい曲はこれだな。GREATEST LOVE OF ALL

I believe that children are our future
Teach them well and let them lead the way
Show them all the beauty they possess inside
Give them a sense of pride to make it easier
Let the children's laughter remind us how we used to be

Everybody's searching for a hero
People need someone to look up to
I never found anyone who fulfilled my need
A lonely place to be and so I learned to depend on me

I decided long ago never to walk in anyone's shadow
If I fail, if I succeed at least I'll live as I believe
No matter what they take from me, they can't take away my dignity

Because the greatest love of all is happening to me
I found the greatest love of all inside of me
The greatest love of all is easy to achieve

Learning to love yourself, it is the greatest love of all

私のプラズマちゃ~んvvv

ただいまぁ♪gomacchapurinはついに君のところに帰ってきたよ~☆

チャンバーをきゅっきゅっと磨き上げて、発生する部品も新しく作っていざ点火!

やっぱり君はいつ見ても綺麗だね!

今日は特に自分の帰りを祝福してくれているかのように機嫌のいいプラズマだった。(注:あくまでも私の主観なんで。他人にわかってもらえなくても大丈夫(笑))

この約3ヶ月間ずっとずっとずっとず~~~~~~~~~~っと文章・発表・文章・発表・文章・発表の世界だったからもう今日はうれしくてたまりませんでした。

あ~ぁ。ずっと実験だけでいいよ、気が向いたときに発表したい。第一おかしいよ。普通成果が出たら発表しよっか、じゃないの??なんで発表するから成果出さなきゃになるんだ??計画書書くのもどうして具体的に具体的にってなるの?あんなぎちぎち細かく決めてたら余裕というか遊びの部分というかunder the table的なものはいっさい許されないみたいじゃない。

「こうでなきゃならない」

って最初から決め付けられてるみたいで嫌だなぁ。・・・って考えるのは現代の研究者に向いてないのかしらね。

ところで話変わるけど・・・入院している友達へ。病院での一番の暇つぶしは部屋の他の入院患者と仲良くなることだよ。参考までに・・・私が入院してたときはあんまりにも仲良くなりすぎて、一緒になっていたずらやらシャボン玉作ったり(注:私以外は5人全員ばぁさまの部屋だった)ストロー笛作って遊んでたら看護婦に怒られた。でも、仲良くなったおかげで乗りきれたことも沢山あるから損ではないよ(笑)see ya!

お久しぶりです!

9月かぁ。

6月から始まったあの4つの修羅場は終わった。結果はそれぞれだったけど、終わった。

ベタな台詞だけど長かったような短かったような。修羅場を通して

自分の中で変わったもの・・・細胞。

自分の中で変わらなかったもの・・・段取りの悪さ・変化することへの抵抗心

自分の中で改めて認識した能力・・・どたん場の馬鹿力。

そして、そして最後の修羅場だったドクター進学試験を終えた今、しつこいけど改めて自分が進学することの意義を自分に問いかけている最中。

Symposium@Toronto③ up  しました!お待たせしてすみません。

さて、今日はずっと延び延びになってたロータリーポンプの油交換をしました。(ってゆ~か文章にするとこんな短くなるのか・・・って油交換の過程を考えるとちょっと空しくなる。)

ロータリーポンプ。果て?なんのことやら・・・?と思う人へ。ロータリーポンプとは真空装置の一番戦闘値的に低いものだと思ってください。掃除機がどれくらい真空引きできるのかは知りませんが、不恰好な掃除機だと思っていただいて結構です。(どうしよう、ロータリーポンプメーカーから訴えられたら・・・)ちょっと難しく?言うとおよそ10^(-3)Torrまで引けるみたいです。

油変えればいいんでしょう?そんなん、楽勝と思ってたのも束の間。当たり前だけど、酸化した油を流しにそのまま垂れ流しにするわけにはいかない。そこで専用のポリ容器をもらうんだけど、これをもらうのに電話しまくったし、隣の研究室の子に聞きに行ったし、事務にはんこもらいに行ったし、どしゃぶりの雨の中構内の別の施設に向かった。

これでやっと交換できる!と思った次の瞬間、そこにはロータリーポンプを持ち上げられない私がいた。何キロあったか知らんが、くそ重い。持ち上げてるんだか、ひきずってるんだかわからないけど、やっとの思いで6cmほど高いところに上げた。どうして上げる必要があったかというと、ロータリーポンプの下に油の取り出し口があるから。ところがどう頑張っても取り出し口の蓋が開けられない!!もう自分だけじゃ無理だと思って応援を要請したんだけど・・・3人がかりで開けようとしても無理。1人ずつ順番に知恵をしぼって色んな技で開けようとして結局自分の番の時に開きました。

「これさぁ、順番にトライしてって開けられた人に他の2人がジュースおごらない?」とか某君は言ってたくせに、私が開けたら2人とも

「さ、タバコ吸いに行かねぇ?」

とか言ってその日実験室に戻ってくることはありませんでした。

ひどくない!????

いいもん、ここまで来たらあとは油新しいの入れるだけだもん!とか思ってた私は甘かったです。

取り出し口と入り口は別の場所に。そしてその入り口の蓋もくそきつい。何度も一生懸命力を込めて開けようとするも、びくともしない。この時点で油と汗まみれになっていてかなり自棄になっていた私は、スパナを手に握り、思い切り蓋を叩くという意味のわかんない行為にでました。だけどあら不思議!いとも簡単に蓋が開きました。Ha!観念したか、この蓋野郎!って感じでした。(すみません、私このとき自分が女だということすっかり忘れてました。)

やっと油が入れられる!と思って缶から油を注ぐと、めっちゃこぼれる!第一どうしてこんなに注ぎにくい構造をポンプも缶もとっているのか本当不思議でした。油汚れ→アセトンよく落ちると短絡的に考えた私はアセトンでポンプ上にこぼれた油をふきとろうと思ってアセトンをブチュ~っとポンプの表面にかけました。そしてかけている瞬間からものすごい後悔の念が襲ってきました。

「あ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~やっちゃった~~~~~~~~~~~私チョ~~~~~~~~~~~~~~~~~ばかだぁぁぁぁぁっぁぁっ!!!!!」

遅い。ロータリーポンプの塗装は真紅色。

キムワイプで拭き取るとまるで何か事件が起きたかのよう。

やっとの思いでロータリーポンプまわりを片付けて、もとの位置に戻したとき同じM2の子が

「台風やばくない?帰った方が良くね?」

あぁ、そうだった。台風が来るんだ。私も帰らなきゃ…今日はロータリーポンプの件しか片付かなかった・・・・・・・・・・・とぷち凹みました。

ロータリーポンプ恐るべし。

どうぞ、ロータリーポンプの油交換する際は慎重に。

811日…

              ついにやってきた!自分のポスター発表の日。思えばアブストを提出する前から長かった。アブスト・レジスタリング(登録)・プロシーディング・海外航空券/宿手配・ポスター作り・ポスター発表練習…どれ一つとっても初めての体験で一筋縄には行かず、何度凹まされたことやら。一体何度自分はこの世界に向いていないのかも…って考えたことやら。(笑)

              でも一連のプロセスを通していっぱい学びました。アブストやプロシーディングの締め切りは延びる!!そしてアブストやプロシーディングの内容は当日の発表と変わっていてもどうってことない。だから、アブスト・プロシーディング提出のときに「これ!」といった結果がでてなくてもあまり気にしなくてもいいっぽい。結果が出ていなくてもアブスト・プロシーディングはでかく出ていた方が(アピールした方が)いいみたい。

              それから、アブスト・プロシーディング・ポスターではまず入れる図の構成から決めるということを学びました。つまり、図が骨格で、文の内容は肉です。先生やそのフィールドのプロは、図を見ただけで文を読まなくても何が言えるかわかるから兎に角図がしっかりしていることが大事みたいです。あと当たり前だけど、自分が文を書く際に自分がよくわからないところ・ぐちゃぐちゃしてて複雑だなぁ…って思ってるところは当然相手にも伝わりません。書くからには自分がよく理解してからだと感じました。また、私が英文を書く時の悪い癖もみつけました。カンマ(、)の位置が常に適切な場所にない…ということ。今後気をつけなきゃ。

              一番学んだことは「こつこつ」です。私はすぐ結果につながったり、その日のうちに一辺に理解できるようになったりする方が好きなんですが、この思考の仕方だと自分がもたないと感じました。Step by step, bit by bit, one at a time, take my time….こうやってコツコツ実験・勉強していった方がミスもすくなくなるし、よく覚えてられるし、精神・肉体的疲労が少なくて済むと気づかされました。(今更だけど)

              こうして迎えたポスター発表当日。緊張?そこまでしなかった。え?定量的にって?うーん…好きな人に告白するときの緊張を100とすると、35くらい。でも決して「逃げたい!!」っていう緊張ではなかった。何が待ってるんだろう!?っていう緊張感かな。

              まずは自分のポスターの前で記念写真とってもらって…そうこうしているうちに一人きた。じ~って見てるから、練習の通り、声かけて、自分の研究の内容を頭から説明し始めた。けど、あまりにも長すぎて明らかにその相手の顔が曇ってきてるのがわかる。それを見てる自分もだんだん発表に自信がなくなってきて「早く終わりたい」って焦ってくる。そのうちその人はしびれを切らしたのかその人は私が結論を言う前に私のポスターに目を通して

「つまりこういう結果が出たのね。」

って言われちゃった。でも、決して怒ってる様子ではなく、ちゃんと聞いててくれて、最後にはちゃんと説明してくれてありがとう!って言ってにこにこしてくれたから良かったけど・・・

~ん…明らかにこのやり方ではまずい…

と思いその次来た人からは方法を変えました。基本的には来てくれたらそく満面の笑みで挨拶するスタイルは変えないけど、挨拶のあとすぐ

“If you have any questions, please feel free to ask me!!”

って言って「私がこのポスターの主よ~!!なんでも聞いてねぇぇ!」ってアピっとく。その後はしばらくその人に自由にポスター眺めてもらい、そのまま質問がでてきたら答えて、裏話して…って展開するけど、もし質問が出てこないようでずっと見つめているようなら、自分から「今回はここが一番の成果なんですよ~!!」って結論を教える。そうするとたいてい相手は「なんで??」って言うから自分の研究の背景を話すことになる。相手から一回質問を引き出すとあとは連鎖的に質問してくれるからうまくいくと気づきました。

              だんだん乗ってくると、一人に質問してもらって説明している間に、他の人はポスターを眺めててもらうという流れが出てきて、その光景を遠くから見てる人は「なんだなんだ?人がいっぱいいるぞ…」ってなって人がもっとやってくる。兎に角来てくれた人には説明している途中でもすぐ挨拶する。スタバのバイトで習得した3秒ルールの技術。そうするとその人たちは自分が質問できる番までちゃんと待っててくれる。一人、

“Lots of people!! I was really waiting for my turn!!! Ahh, and finally, it’s my turn!”

って言ってくれたときはすごいうれしかったもん。

             

              もちろんSもやってきました。「あぁ、どうせくだらない結果とか思われるんだろうなぁ…」って思ってると、Sはしばらくポスターをみつめたあとどっか行ってしまいました。「やっぱり。」と思っても、その時質問を受けていた人に集中しました。ところがしばらくするとSは再びディレクター(89日参照)と戻ってきて何やらゴショゴショ話してます。全然何言ってるか聞こえなかったけど。またSはその後消えてしまいました。

「どうせディレクターにほら、くだらない結果だったよ、って報告したんだろう。」って思ったけどしばらくするとまた再びSが現れました。今度は見知らぬおじさんと一緒に。そこでその日はじめてSと話しました。どうやら、私の幾つかの結果のうち、二つの結果にものすごく感動してくれたっぽく、自分の研究室の人たちに報告しまくってたっぽいです。

“This is so cool!! I really like this one (result).”

あのSが誉めた!でも超うれしかったです。私もSの初日のプレゼンに賛辞の言葉を贈りました。その後もSは自分の友達を連れてきて私の結果をうれしそうに説明してました。最後は、nice meeting you! と握手を交わし、Sは去って行きました。国境を越えた良きライバル。自分の研究へのモチベーションがますますアップします。またいつか会えると信じています。

90分のポスターセッションだったけど、気づくと周りのポスターの人たちは自分のポスターを撤去しているのに自分のところにはまだ質問をしにくる人がいました。最初は早く終わってくれ~って思ってたけど、乗り初めるとあっという間に時間が過ぎ、え?もう?ってな感じでした。感想としては、素直にめっちゃ楽しかったです。すごいいい思い出になりました。

              ポスターセッションの後研究室のみんなで記念写真。その後に飲んだジュースは本当うまかったなぁ。

試験は実に和やかなムードで行われました。

なんっつったってうちの専攻は十数人しか受験生いないんですから。一人受験生が

「カラーボールペン使っていいですか??」

って聞いたら試験監督が

「うーん、特に指示がでてないからなぁ・・・。いいんじゃないの?あ、いやでも待って、今ちゃんと聞いてくるから」

とか、

「暑いんですけど」

って受験生が言ったら

「机ごと冷房の下移動して」

と監督は言う。なんて緊迫感に欠ける雰囲気なんだろう。一方、今日は修士の方も受験の日。うちの研究室に今年は10人以上第一希望に出している人たちがいるらしく、4年生君たち2人(1人脱落)は3つの席のうち自分の分を確保するのに相当の倍率をくぐり抜けなければならない。そのストレスと言ったら本当想像を絶する。

うちら博士課程受験組は3時間みっちり解答用紙にもくもくと書き続けた。もう最後の方は消しゴムで消して書き直すことさえも躊躇するくらい腕が痛くてたまらなかった。妙にパソコンのコピペが恋しかった。それでもなんとか完答し(まじギリギリ)、ロジックは通ってないかもしれないけど、十分やりきった感はある・・・

研究室に帰ると、みんなが待ってて

「さぁ!ボーリングと飲みに行くぞーーーーーーーーっ!テストお疲れ!!」

というわけでさっきまでお疲れ会で楽しく盛り上がってました。でもまだ安心はできません。まだ面接が・・・

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